夏の学校 ~5年 小樽?ニセコ編~
令和2年10月27日(火)
10月23日(金)から10月24日(土)にかけて、「5年夏の学校」がありました。
出発日のあいの里は、雨と風が非常に強かったのですが、子どもたちは元気に出発していきました。保護者の方々も、多数お見送りにきてくださいました。
最初の目的地は、小樽です。見学したいコースごとに4台のバスに分かれて乗車し、各所を回る「コース別研修」です。
みなと資料館、金融資料館、総合博物館、にしん御殿で、自分の目で確かめたり、ガイドさんに質問したりして、小樽の産業や歴史について理解を深めていきます。
昼食は、創業1954年の小樽老舗レストラン、ニュー三幸小樽本店でとりました。
「コース別研修」が終わったら、クラフト体験です。
小樽市は、北海道開拓として古くから先駆的な役割を果たし、その中で、高い技術力をもった「ものづくり企業」が多く集まってきたところです。
子どもたちは、サンドブラストやジェルキャンドルなど、自分のつくってみたいものを選んで取り組みます。制作に向かう様子を見ると、高い集中力で取り組んでいることが伝わってきます。
その後、ニセコにあるホテルへ向かいます。車中では、バスレク係の進行で盛り上がります。
5年生にとっては、はじめてのバスレク。みんなを楽しませたり盛り上げたりすることの難しさを感じながらも担当の子は一生懸命進行し、周りの友達も、笑顔で参加することで担当の子を盛り立てようとしていました。
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そして、「ホテル甘露の森」に到着。学級の仲間との楽しい夕食。温泉でその日の疲れをいやし、部屋では友達との賑やかなひととき。
あっという間に1日目が終わりました。
そして2日目がスタート。
朝食後、各部屋で出発の準備。出発時刻までに荷物を自分の力で上手にまとめたり、協力して部屋を片付けたりするのも、夏の学校で育まれる力といえるでしょう。
後片付けを済ませ、お世話になったホテルを後にして、有珠山へ向かいます。
有珠山ではロープウェイに乗車して、いざ山頂付近へ。ガイドさんに導かれながら、活火山のしくみや有珠山の歴史について、散策しながら学びます。
その後、白老町に移動し、昼食は「白老牛バーガー」。
昼食の後は、民族共生象徴空間「ウポポイ」を見学します。4年生で学んだアイヌ文化について、実物を見たり伝統芸能を鑑賞したりしながら、理解を深めていきました。
ウポポイから帰る直前、空に大きな虹が架かりました。
今回の5年生のテーマは「輝け70色のにじ」。このテーマには、「団結力」という意味が込められています。車内では、子どもたちから大きな歓声が上がりました。きれいな虹を見つめながら、この夏の学校で育まれた自分たちの団結力を感じていたのではないでしょうか。
その後は、バスで一路札幌へ。
最後までバスレクで盛り上がる5年生。その元気に驚かされました。
そして、無事に学校へ到着。
出発前の準備や送迎など、支えてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
夏の学校 ~6年 函館編~
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出発日は、青空が広がっているものの、冷え込みの厳しい朝でした。それでも、子どもたちは夏の学校に行ける喜びにあふれ、笑顔いっぱいです。
保護者の方々も、多数お見送りにきてくださいました。
最初の目的地は、民族共生象徴空間「ウポポイ」です。
グループごとに見学しながら、4年生の時に学んだアイヌ文化の知識と結び付け、北海道の歴史について理解を深めていきます。
昼食は、「白老牛バーガー」。車内でランチタイムです。
その後、大船遺跡?函館縄文文化交流センターへ高速道路を走って向かいます。
車窓からは、大きな虹が見えました。
一方、車内では、バスレク係の企画したゲームや出し物で盛り上がります。このようなレクリエーションの企画力も、夏の学校で育まれる力の一つです。ベテランのバスガイドさんも、その企画力の高さに驚いていました。
大船遺跡や縄文センターでは、社会科で学んだ知識と結び付けながら、縄文時代についての知識を増やしていきます。北海道唯一の国宝である「かっくう」ともご対面です。実物を実際に目にし、現地での情報を耳にすることで、理解はどんどん深まっていきます。
日が沈んだころ、湯の川温泉にある花びしホテルに到着。
夕食時には、「ディナーショー」が企画されており、ここでもゲームや出し物で会場は大いに盛り上がりました。
温泉で移動の疲れをいやした後、室内では、同室の友達と大盛り上がり。
友達と楽しみながらも、マスク着用や手指消毒をしっかり行い、感染症予防に努めます。
また、他の宿泊客に配慮して声の大きさを調整したり、ホテルの従業員の方々に礼儀正しく挨拶をしたりすることにも、気を付けて過ごします。
初日の夜は、興奮でなかなか寝付けない子や、友達とのおしゃべりが続いて夜更かしした子も多かったようです。
2日目は、函館市内の各所を回りました。
青函連絡船摩周丸や箱館奉行所、五稜郭タワー、新函館北斗駅、北海道坂本龍馬記念館など、各施設で函館の様々な産業や歴史に触れ、学んでいきます。現地ガイドの方々の話にも、真剣に耳を傾ける様子が見られました。元町周辺では、グループごとに散策活動も行いました。
昼食は、有名な「ラッキーピエロ」のチャイニーズチキンバーガーとラッキーガラナです。
ホテルでの夕食の後は、函館山へ。
この日は、雨が降ったりやんだりと、天気の変わりやすい一日でしたが、子どもたちが山頂に着く時間帯は雨もやみ、それまで降っていた雨によって空気も澄んでいて、最高の夜景を目にすることができました。子どもたちは大はしゃぎです。
2日間の疲れからか、この日は、夜11時頃にはどの部屋もしんとして、静かな夜となりました。
3日目は、朝市や金森倉庫周辺で買い物をします。
もらったお小遣いで、自身の目的に沿って計画的に買い物を行うのも、「消費者教育」「金銭教育」という大切な学習の一つです。
昼食は、これもまた有名な「ハセガワストア」の焼き鳥弁当です。この日は、日中よい天気が続き、初めて外でのランチタイムとなりました。
その後、バスに乗って高速道路で札幌へ。途中、高速道路での事故に係る工事等の影響もあり、到着が1時間ほど遅れ、学校に着くころには日も沈んでしまいました。
それでも、到着式で各先生方の話を聞く6年生の姿は大変立派で、最高学年としての成長を強く感じることができました。
お迎えにきてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
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夏の学校に向けて
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それでも休み時間には、男女入り混じって元気にボール遊びをする姿が見られます。
さて、5?6年の「夏の学校」出発日がせまってきました。
今月に入り、5?6年生とも、その準備のために活動を進める様子が見られました。
「夏の学校」のような行事は集団宿泊活動と呼ばれ、活動の中では「直接体験」が重視されます。
国の調査では、「直接体験」が豊富な子どもほど、道徳観や正義感が強く、さらに他者への思いやりや積極性などが身に付き、自己肯定感が高くなる、といわれます。本やインターネットで調査するだけでなく、実際に現地に赴き、五感を使って実感しながら学ぶことが大切なのです。
また、こうした「直接体験」のみならず、子どもたちが自分たちで「集団宿泊活動」を創っていくことにも大きな価値があります。「夏の学校」に行くためには、しおり作り、バスレクなどの計画、調べ学習など、やるべきことはたくさんあります。個人で取り組むこともありますが。その多くは、学級の仲間と力を合わせて進めます。学級全体や同じグループの仲間のことを考えながら、意見を出し合い、活動を進めていくことで、問題解決力や思いやりの心が育っていきます。
今回、夏の学校の準備を進める子どもたちの様子を観察していると、タブレット端末を用いている姿をたくさん目にしました。
自分が現地で確かめたいことの事前調査に用いたり、オンライン形式で計画しているレクの準備をしたりするなど、活用の仕方はそれぞれですが、どちらの学年も、目的に沿って上手にタブレット端末を用いることができています。ICTを活用する力の高まりを感じました。
明日は5年生、明後日には6年生が出発します。
どちらの学年にとっても、実りある「夏の学校」になることを願っています。
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全員清掃
今日も、給食が終わると学校の全員清掃が始まります。本校では、清掃時間は全員で働くという約束があります。
さて、この清掃活動。日本人にとっては当たり前のようですが、海外では子どもではなく専門のスタッフが清掃することが多いそうです。
少し古い調査ですが、教育学者の沖原豊氏は、各国で児童生徒が学校で掃除を行っているかを調べています。
児童?生徒が掃除を行う国 34.3% 掃除を専門家に任せている国 58.1%
沖原氏は、次のように述べています。
『掃除は単に身辺を清潔にするだけでなく、それは心の塵(ちり)や垢(あか)を取り除く「心の掃除」に通じるものをもっている。』
『学校掃除には、清潔の習慣の育成、公共心の育成、健康の増進、勤労の体験などの教育的効果も認められる。つまり、掃除は人間形成にとってきわめて重要な意義をもつものである。』
(参考文献:「学校清掃」沖原豊編著)
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後期を迎えた現在、各学級をのぞいてみると、ごみを残さないように上手に集めたり、雑巾が真っ黒になるまで拭き取ったり、机を運ぶのが早くなったりして、どの学年も清掃活動での成長が見られました。
そこから、「身の回りのことは自分たちで責任を持つ」という、本校の子どもたちの心の育ちも感じるのです。
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Nチャレンジ
今週、6年生が「Nチャレンジ」に挑戦しました。
「Nチャレンジ」とは…。
澳门金沙城中心_欧洲杯买球官网-投注|平台岩見沢校の体育専門の教員の先生方が開発した、子どもが楽しんで取り組める運動テストです。
チャレンジは様々な「身のこなしの速さ」を測定する仕組みです。
走る、曲がる、飛ぶ、避けるなどの身のこなしの速さを測定します。
短時間で且つ、適度な難易度の動きを楽しみながら走り抜ける運動テストです。
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全力で、そして笑顔で取り組んでいた6年生。
テストの測定結果は、個人に用紙で渡され、自分の結果を知ることができます。
本校が目指す子どもとして、「自分を見つめる子」という姿がありますが、このような運動テストの結果から、自分の今の運動能力や生活を見つめ、次の自分に生かしていく姿が期待できそうです。
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とくべつメニュー
先週、あいの里の空に虹がかかりました。しかも、一度に2つ。
朝、登校や通勤の際にこんな景色に出合うと、それだけで楽しい気持ちになれるときがありますね。
さて、次の写真は、学校の教材園でとれた作物です。何か分かりますか。
実はこれは、2年生が生活科で育てた「さつまいも」です。
2年生の生活科では、様々な作物を一生懸命育てていました。そのかいあって、非常に立派に育ちました。その大きさに、子どもたちもびっくりです。
作物を育てる楽しみといえば、「食べる」ことです。とれた作物をどのようにして食べようかという話の中で、子どもたちから「給食に使ってもらえないかな。」という意見が出ました。偶然にも先週、さつまいもを用いた料理を給食で出すことが予定されており、栄養教諭と相談の上、給食メニュー「おさつきなこ」に用いることになりました。2年生は大喜び。
自分の活動やその結果が、誰かの役に立つ、誰かのためになるという経験は、「社会性を育む」という意味でとても重要です。
2年生は、「ひょっとしたら、この中に自分たちのさつまいもが入っているかも…。」と考えながら、「おさつきなこ」をにこにこして食べたことでしょう。
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前期が終わり、後期が始まりました
先週から「ばらたん水族館」が始まりました。
2年生が生活科の学習で捕まえてきた小魚や小エビについて、生き物の特徴や育て方などを紹介する活動です。ゲームなど、様々な趣向を凝らして他学年を2年ワークスペースに迎えます。
2年生の子どもたちは、自分たちの出し物に来てくれるよう呼び込みを行ったり、ゲームのやり方を丁寧に説明したり、参加してくれた他学年を盛り上げたりして、大忙しです。
2年生も、参加していた他学年も、交流できる喜びが表情に表れていました。
さて、先週で前期が終わりました。
全校朝会があり、代表委員の挨拶の後、副校長先生から、「ふじふさの子」についてお話がありました。
その後、通知表「ふじふさの子」が手渡しされました。
本校では、担任が子ども一人一人と通知表を一緒に見ながら、半期のがんばりや今後の課題を伝え、手渡しするようにしています。子どもたちが、自分のよさや個性を感じ、そこから今後の進むべき方向や目標を見いだしていけるように、という教師の願いからです。
各ご家庭でも、お子さんに励ましの言葉をかけていただいたことと思います。
今週から予定されている個人懇談では、お子さんのよさや今後の課題について、学校と家庭で共有し、ともに成長を見守っていくことができるような、有意義な時間にしたいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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