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NEWS(お知らせ)【令和7年2月13日開催】未来の学び協創研究センター第25回セミナー「『個別最適な学び』をいかにみとるか」を開催しました。

2025年2月18日

 

 令和7年2月13日(木)、本学未来の学び協創研究センター(後藤泰宏センター長)は、日本教育工学会のSIG-TLとの共催により、第25回セミナー「『個別最適な学び』をいかにみとるか」を、現職教員や教育委員会関係者、大学教員、学生など、105名が参加しオンライン形式にて開催しました。
 当日は、開会挨拶の後、佐藤和紀准教授(信州大学)から「『個別最適な学び』をいかにみとるか」と題した講演があり、全国の学校現場で行われている先進的な事例や、取り組みを行っている先生方の工夫が紹介されました。2021年以降、GIGAスクール構想によって1人1台の端末が整備されるとともに、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図ることが目指されています。このように授業を行う環境や学習観が変わることにより、授業中の教師の「みえ」や意思決定も大きく変わり始めています。そこで、個別最適な学びのみとりやすさ、みとりにくさが生起する背景として、教師の制御と子どもの選択?決定の関係性についてのモデルが示されました。その上で、これまで学校現場で行われてきた机間指導と座席表による子ども把握に加えて、子どもがクラウド上に記入したことなどによるみとりなど、様々な方法が模索されていることなどが紹介されました。
 その後、本学未来の学び協創研究センター副センター長の姫野教授のコーディネートのもと、参加者同士でのグループディスカッションと質疑応答が行われました。
 受講者からは、「個別最適や共同的などの言葉はほとんどの先生方が知っていると思うが、実際にどのような授業をつくっていけばいいのかは知らない方も多いと感じる。今回のように色々な先生方が作成した学習のてびきや振り返りシートなどの実践例は、ほんの一部かもしれないが、今どのようなことが求められているのかを実感しやすいと思った。」「みとり方の具体例が参考になった。中学校の現場で制御が外しにくい理由のひとつに内申書があるように思う。内申点との整合性をどう考えていくのか今後の自分の課題として考えていきたい。」などの感想が寄せられました。

 本セミナーは、北海道教育委員会の北海道教職員研修計画に位置付けられている認定セミナーです。今後も教育の最新事例や研究成果をもとにした魅力的なセミナーを開催していきます。
 

         
            信州大学 佐藤和紀准教授 

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