NEWS(お知らせ)サモア独立国への国際教育協力を実施しています
2015年7月14日
本学は、国際協力の一環として、JICA草の根技術協力事業(パートナー型)に採択された「サモア独立国初等理数科教育における問題解決型授業の展開」を 2014年度から実施しています。このプロジェクトでは、主に小学校教員の教授法技術の向上を目的に、本学の算数および理科の専門家を現地に派遣し、教材開発や授業方法、学習指導案づくりなどを指導しています。2015年2月下旬から3月上旬にかけて、函館校?地域環境科学グループの松浦俊彦准教授らをサモア独立国へ派遣し、公立小学校の教員を対象に、理科と算数に関する研修会を開催しました。研修会はサモア国内3会場(ウポル島2会場、サバイイ島1回)で行われ、各回約30名の現職教員らが受講しました。
松浦准教授が担当した理科の研修では、「音」の単元で役立つ手作り実験教材や問題解決型授業の方法が英語で説明され、参加した教員らは熱心にメモ を取りながら学んでいました。また、サモアで調達可能な材料を使って、一緒に教材を作り、実験を体験しながら、指導のポイントを楽しみながら学んでいました。
今年8月には、函館校?地域教育専攻の石井洋講師を派遣し、算数の研修を行う計画です。
本学は3年間にわたり、南太平洋に浮かぶ島国サモアの学校教育の質の向上に向けて、力強く支援していく予定です。