地域協働推進の取り組みエキノコックス症感染予防のための講習会を開催しました
2019年9月4日
令和元年8月29日(木)、函館校においてエキノコックス症に関する講演会を行い、学生、地元住民など約50名が参加しました。また、エキノコックス症対策のために、駆虫薬入りのベイト(餌)作成を行い函館キャンパス内に散布を開始しました。近年、全道的にキツネが都市に進出しており、函館校キャンパス内でも親子連れのキツネを見かけるようになりました。身近にキツネがいることの最大の問題は、キツネを介して人間がエキノコックス症に感染することであり、函館校ではキツネが利用する穴を塞ぐなどの対策を講じていましたが、それだけではキツネを完全に居つかせないようにするのは困難な状況です。
また、函館校にはエキノコックス症について正しい知識を持っていない道外出身の学生も多く、卒業生の多くが道内で活躍することから、エキノコックス症について正確な知識を持っていることは重要です。
そこで今回は専門家である北海道立衛生研究所感染症部医動物グループの職員の方をお招きし、エキノコックス症についての講演会を行って頂きました。学生?地域住民?市町村役場の職員などが熱心に聞き、予防の重要性について知識を深めました。また同専門家の指導のもと、学生ら約10名が、キツネからエキノコックスを取り除く駆虫薬入りのベイト(餌)の作成を行い、キャンパス内への散布の方法についても指導いただきました。
函館校では、今後も、キャンパス内にいるキツネを安全な(エキノコックス症に感染していない)キツネにし、かつ、エキノコックス症に対して正確な知識を持った学生を増やしていくため、同様の活動を継続していきたいと考えています。
▲講演会の様子▲ ▲駆虫薬作成講習の様子▲
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