機構の取組【FD研修部門】令和7年度全学FD「省察に関する理論と実践」の実施について
澳门金沙城中心_欧洲杯买球官网-投注|平台では,令和7年8月21日(木)に札幌校は事務局で対面形式,旭川校,釧路校及び函館校はオンライン配信形式により,令和7年度全学FD「省察に関する理論と実践」を開催しました。
本FDは,省察についての理論や手法を実践的に学ぶことで,教員自らが省察を行い,授業改善に繋げることを目的として,澳门金沙城中心_欧洲杯买球官网-投注|平台教員養成イノベーション機構FD研修部門が企画?実施したものです。
当日は京都教育大学名誉教授である村上忠幸氏を講師としてお招きし,全学から合計25名の教員が参加しました。? 午前の部では,始めに「新しい時代における探究とコーチング?省察」と題し,新しい時代の教育,探究,教師力とは何かについて,著名人を具体例に挙げつつ説明がありました。
その後,マルチプル?インテリジェンスの手法により,各教員個人の能力の特徴をつかみながらバランスの取れたグループ分けを行ったうえで,グループ毎に紙コップや竹を使った探究及び,デボノの帽子の思考法による省察のワークショップを行いました。
午後の部では,冒頭に「ティーチングをささえるコーチングの視点」として,コーチングとティーチングの違いなどについて説明があった後,コーチング,ALACTモデルによる省察及びコア?リフレクションのワークショップを実施しました。
ALACTモデルによる省察では,自身が教える側にいて,相手に対してうまくいかない具体的な状況を教員自らが発表し,これに対し「8つの窓」の手法を用いることにより省察を行いました。
参加者からは,「創造的な問題解決を行う活動を通して省察の意義や理論について学ぶことは非常に有意義だと思う」,「指導の際,「弱点」の克服を重視しがちだが,その人らしさ(強み)に焦点を当てるべきとの指摘にも強く共感した」といった感想が寄せられ,省察について教員が理解を深める良い機会となり,村上講師からも,大学全体として省察に取り組む本学へ対しお褒めの言葉をいただきました。
なお、本FDは大学教員が省察の理解を深めるための研修の1つとして開催したものとなります。澳门金沙城中心_欧洲杯买球官网-投注|平台では,今後も実践型教員養成の実現を目指し,学生による省察を効果的に進めていくため,大学教員自らが省察による授業改善を行い,省察力を高めるための取組を実施していきます。
〈村上氏による講演①〉 〈探究「紙コップの不思議を探る」〉
〈村上氏による講演②〉 〈ワークショップ「8つの窓」〉