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NEWS(地域連携)釧路町教育委員会の方をゲストにお招きし、学校と地域をつなぐ仕組みを学びました

2025年5月20日

 5月19日(月)、20日(火)の「特別活動?総合的な学習の時間の理論と指導法」(学部3年生?必修科目)の講義において、釧路町教育委員会の方をゲストにお招きしました。学校と地域をつなぐ架け橋としての役割がある「地域学校協働活動推進員」の働きについて、担当教員とのトーク形式でお話し頂き、理解を深めることができました。
 小?中学校の教育活動では、学校だけではできない活動もあります。例えば、登下校の見守りのように「お手伝いが必要なこと」、地域の行事などについて調べ学習をするときに、「教員よりも適任の人がいる場合」、そのほか「教員の負担軽減につながること」などで、地域学校協働活動推進員(「学校コーディーネーター」)を通して、お手伝い頂けるボランティアの方に依頼することがあります。釧路町教育委員会では、中学校区に1人の学校コーディネーターを配置し、学校の教育活動を支援しています。
 釧路町立遠矢小学校でコーディネーターをしている山之内さんは、「子供たちのためになった、先生たちのためになったと思えるようなときにやりがいを感じる」とおっしゃっていました。また、活動の際にはボランティアさんに積極的に活動してもらえるように配慮することや、先生方の指導に合わせて見守りに徹したり褒めたりするように心がけており、個人情報の保護などにも意識して気を付けるようにされているとお話しされていました。
 また、釧路町教育委員会の社会教育課長の貴志さんは、教育委員会が学校支援に積極的に取り組むことで、地域の方の学校教育に対する関心を高めていきたい、先生たちが働きやすい学校にしたいという願いをもっておられることをお話ししてくださいました。釧路町では、総合的な学習の一環として、五つの小学校の小学6年生が合同で職業体験活動に取り組む「まちじゅう先生オープンキャンパス」という特色ある取組をしており、学校の教育活動が地域の方の刺激にもなっているとのことでした。
 さらに、地域文化研究室4年生の岡部さんは、釧路町立別保中学校で昨年度実践した「臨時地域教育コーディネーター」としての取組を紹介し、学校の立場と学校を応援する立場の両方を経験したことで、教員としての大変さややりがいについて改めて認識できたことについてお話頂きました。
 受講した学生からは、「コーディネーターの役割は、つなぐことと頼ることというのが印象に残った」「地域コーディネーターという存在が学校と地域の架け橋となり、活動が円滑に行われていることを知り、非常に納得した」「学生のうちから学校を外から見て支援するということに関われるのがいいなと思った」というコメントが寄せられました。
 お話し頂いた3名のゲストスピーカーの皆さんに感謝申し上げます。受講生の役に立てれば???と快く依頼に応じて頂いただけでなく、分かりやすい説明になるようにと念入りに発表の準備をしてくださいました。これからも、学校と地域が協力して教育活動を行えるように、教員に求められる役割は何かを学生と一緒に考えていくことができればと思います。


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