未来の学び協創研究センター第18回セミナー「不登校から考える未来の学び」を開催しました
2023年12月25日
令和5年12月16日(土)に、本学未来の学び協創研究センター(後藤泰宏センター長)は、第18回セミナー「不登校から考える未来の学び」を対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催しました。このセミナーでは、20年以上アウトリーチの現場での経験を持つ開善塾教育相談研究所長の藤崎育子氏と、北海道教育庁学校教育局 生徒指導?学校安全担当局長の伊藤伸一氏を迎え、講演とシンポジウムを実施しました。
後藤泰宏センター長の開会挨拶の後、本学教職大学院特任教授の赤間幸人センター員による司会進行で、藤崎氏による講演「不登校から考える未来の学び~アウトリーチの現場から~」が行われました。
続いて伊藤局長、赤間特任教授を交え、「今だからこそ再発見! 教師の生徒指導力?教育相談の力とは」と題したシンポジウムが行われました。
本セミナーのコーディネーターである赤間特任教授は「不登校児童生徒数が過去最多となり、教育支援センターのオンライン体制?アウトリーチ機能の強化など学校外の支援策が広がりつつあるが、藤崎先生から、アウトリーチの現場で家庭訪問において子どもとの信頼関係を築く中で、子どもにとって教師の存在がいかに大きいかを伺うことができ、これからの学校においても教師の生徒指導?教育相談の役割が重要であることを再認識する機会となった。」とセミナーを総括しました。
このセミナーには、全国から現職教員、学生、教育委員会関係者、大学教員など80名の参加があり、参加者からは、「藤崎先生から、家庭訪問での子どもや保護者への関わり方の実際の場面の話を聞けて、大変参考になった。」「不登校の子どもと関わる現場の話や北海道教育委員会の取り組みを知る機会となった。」「不登校児童生徒にとっても、担任教師が関わってくれることへの期待が大きいということがわかり、今後の指導の参考になった。」「教育相談の重要性を改めて理解し、教育相談の研修の必要性を感じた。」などといった声が寄せられ、盛会のうちに終了しました。
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開善塾教育相談研究所長 藤崎育子 氏 北海道教育庁学校教育局
生徒指導?学校安全担当局長 伊藤伸一 氏
会場の様子