附属学校は義務教育学校として初等普通教育を実施することの他に、教育実習学校、実験?実証学校、教育研究校など様々な役割を担っています。そのため、大学からの教育実習生の受け入れ、大学との研究連携、実践的研究の試行、教育研究大会、授業研究会の実施などを行っております。それらの成果が附属学校や大学の先生方にとって価値のあるものになるだけでなく、子どもたちに還元され成長につながるものであるよう、教職員一同、協力しながら子どもたちの教育を進めています。
令和2年度から全面実施される新たな学習指導要領では「主体的?対話的で深い学び」が1つのキーワードになっています。附属札幌小学校でも日々の授業や活動の中で、子どもたちが自分自身の力で探究することや、自分とは異なる他者の様々な意見を理解し、自分の意見との違いや、他者の意見の良さに気付くこと、振り返って自分の考えを見つめ直すことなどを通じて、子ども自身が自己の学びを捉えることを大切にしています。学校教育目標の「共生の文化を創造する学校」や、現在の研究主題である「自己を創る学びをデザインする子ども」も、小学校での授業や活動において、他者との関わりを通じて学び合いながら自分を見つけていく、自己を創っていく姿を思い描いたものです。附属札幌小学校が子どもたちにとって素晴らしい学びの場であり、成長の場であるよう願い、子どもたちが未来を切り拓いていく力を身につけていけるよう願い、愛情を持って、子どもたちの教育に力を注いでいきたいと考えております。